入会案内(道場)

私たちは、剣豪宮本武蔵の精神、技術を受け継ぐことを目標にしている剣術流派です。

「古流剣術をやってみたい」

「日本の伝統文化に触れてみたい」

「二天一流や宮本武蔵に興味がある」

「古武道を通じて、心身を鍛えたい」

「二天一流を学んで、自分の人生に役立てたい」

このような動機を持っている方に向いています。初心者でも他流の経験者でも、熱意があれば誰でも着実に上達することができるように、少人数で稽古しています。

※ただし、他流の古流剣術との並学は上達の障害となるためお断りしています。現代剣道や他武道、武術との並学は可能です。

当流派は「兵法二天一流玄信会」と言います。

東京支部は、玄信会主催の宮田和宏師範(第11代継承者)に学んだ門人深谷が、関東での二天一流の普及、発展を目的に2017年からはじめた稽古会がもととなって、2018年に発足しました。

現在は経験者のみですが、まったくの初心者の方の入会も大歓迎です。ゼロから丁寧に指導いたします。

当流派や東京支部について、詳しくは以下のページをご覧ください。

二天一流玄信会とは

これから、当流派の特色をご紹介します。

二天一流玄信会の稽古の特色

二天一流玄信会では、初心者でも、継続して修業することで確実に上達していける鍛練体系があります。

具体的には「前八」「勢法」「理論」という体系に分かれています。

身体の鍛練や基本的な身体操作を学ぶ「前八」

当流派に入会すると、まずは「前八」の鍛練からはじまります。

これは、二天一流の構えや調息法(呼吸法)、胸背部を柔軟にする鍛練や、土台(足腰)、手の内(握り)を強化する鍛練などから構成されたものです。日本の伝統武術は独特の動きを持っているため、日常の動きやスポーツの動きの延長線上にはありません。

そのため、前八を通して武術的な動きができる身体創りや、基本的な身体操作を学びます。

技・型を本格的に習う前にこれらの鍛練を行うことで、より確実に上達することができます。

以下の記事では、当流派の前八の鍛練法について詳しく解説しています。

前八について

二人一組で打ち合って技術を高める「勢法」

「前八」の鍛練の後に「勢法」つまり型の鍛練をします。

この勢法の鍛練が、二天一流剣術のメインの鍛練方法です。

これは、基本的には二人一組になり、決まった型の流れを通して、二天一流剣術のさまざまな技法や『五輪書』にも記載されている身体感覚を鍛えていくものです。

実際に打ち合うとはいえ、怪我をしないように少しずつ鍛練を進めていきますのでご安心ください。

具体的には、抜刀術(刀を使った一人で行う型)、勢法一刀之太刀(両手で一刀を持って行う型)、勢法一刀小太刀(片手で小刀を持って行う型)、勢法二刀合口、勢法五法之太刀(二刀流の型)の、合計47本があります。

勢法(型)について、詳しくは以下のページで解説しています。

https://nitenichiryu-tokyo.online/category/%E9%8D%9B%E7%B7%B4%E4%BD%93%E7%B3%BB/

武道の上達・勝負の本質を理解する「理論」

兵法二天一流玄信会では、型(勢法)を通じた技の鍛練と合わせて、「武道の理論」の学習を行うという特色があります。主に『南郷継正武道哲学著作・講義全集』の八巻から南郷継正先生の提唱する武道の理論を学習しています。

宮本武蔵の残した技や心に関する教えは、非常に深遠で奥深いものです。

そのため、戦闘から離れた日常生活を送る私たち現代人が、そう簡単に学べるものではありません。

武道の理論は、こうした宮本武蔵の思想を理解し身につける上での「地図」なのです。

地図なしでも目的地にたどり着くことはできるかもしれませんが、途方もない時間と才能が必要です。

武道の理論という地図を持つことで、私たちは目的地がどこにあるのかを理解し、最短距離でそこに至ることができるのです。

そこで私たちは、

『南郷継正武道哲学著作・講義全集 第八巻』(南郷継正著)

『定本 五輪書』(宮本武蔵、魚住孝至著)

新編・真訳 五輪書―兵法二天一流真諦―』(宮田和宏著)

の3冊をいわば「教科書」として学んでいます。

技の鍛練と合わせてこれらの書籍を使った学習会を行い、それを二天一流の鍛練に活かしているのです。

東京支部の稽古案内

兵法二天一流玄信会・東京支部では、東京都荒川区・練馬区を中心に稽古しています(不定期)。

詳しい場所や日程については、お問い合わせからお気軽にご連絡ください。

※新規募集再開しました。

入会方法

兵法二天一流玄信会・東京支部に入会するためには、まずは見学に来て頂き、必要に応じて体験をして頂いた上で入会して頂きます。

手続きの流れは以下の通りです。

  1. 見学・体験の申し込みをする
    「お問い合わせ」から見学・体験したい旨を記入し、メールを送信してください。
  2. 見学・体験をする
  3. 見学・体験時にお渡しした「入会届」を記入し送付する
  4. 入会金(3000円)と年会費(1万円)を振り込む

ご不明な点は、東京支部代表深谷までお気軽にご相談ください。

入会後に必要になるもの

兵法二天一流玄信会に入会後には、稽古のために以下のものが必要になります。

入会後に東京支部代表深谷から詳しく説明させて頂きますが、ここでは参考までに紹介します。

  • 道着・袴・居合用の下帯
  • 二天一流(山東派)用の木剣
  • 真剣もしくは居合刀
  • 【書籍】『南郷継正武道哲学著作・講義全集』八巻
  • 【書籍】『定本五輪書』
  • 【書籍】『新訳新編五輪書』
  • 【書籍】『宮本武蔵 実戦・二天一流兵法』

二天一流剣術の木剣

最初はこれらの準備が必要ですが、一度入手すればその後必要な道具が増えることはほぼありません。

月謝についてはお問合せください。

支部・愛好会

玄信会には、福岡県太宰府市の本部や地方支部が存在します。

詳しくは「お問い合わせ」からお気軽にご連絡ください。

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