二天一流玄信会とは

二天一流玄信会・東京支部は、山東派二天一流十一代目継承者であり、玄信会主催の宮田和宏先生の元で修業した会員達が集まって設立した支部です。

東京・神奈川で毎月稽古を行っています。

ここでは、二天一流玄信会東京支部について詳しく解説します。

二天一流とは二刀流の剣術流派である

二天一流とは、剣豪宮本武蔵が流祖、つまり創始者である、二刀流を主体とする剣術流派です。

二天一流は宮本武蔵の代で終わったと思われていることもありますが、実際は現在まで連綿と受け継がれており、現在は「野田派二天一流」「山東派二天一流」の二つの派が伝わっています。

他の剣術との違いは、何より「二刀」を主体としていることです。つまり、二刀流で戦うことを前提とした体系になっているのです。

他の剣術流派にも二刀の型はありますし、二刀流は宮本武蔵がはじめて発明したわけでもありません。

しかし、他の剣術流派の場合は、二刀の技はあくまで型の体系の一つであり、メインは一刀の型になっています。

二天一流はこういった他の剣術流派とは異なり、すべての型が二刀流で戦うための技や身体操作を身につけるための体系になっているのです。

ただし、初心者がいきなり二刀流の技を修得することは困難です。

そのため、二刀流の勢法(型)だけでなく、一刀や小太刀の勢法(型)や抜刀術、さらに基本的な身体創りや身体操作の方法を学ぶ鍛練体系である「前八」などの体系もあります。

※以下のページでは、二天一流玄信会の体系について、動画・画像付きで詳しく解説しています。

【二天一流剣術の体系①】前八(まえやつ)で身体操作・身体創りをする
二天一流剣術では「二刀流で戦う」ために、二刀以外の鍛練体系が存在します。 この記事では、二天一流玄信会の鍛練体系の一つであり、入会後一番最初に習う体系である「前八」について詳しく紹介します。 二天一流剣術における前八の役割 二天一...
【二天一流剣術の体系②】抜刀術で日本刀を扱う意識と「勝負心」を養う
二天一流玄信会では、 前八→抜刀術→勢法一刀之太刀→勢法一刀小太刀→勢法二刀合口→勢法五法之太刀 という順番で鍛練を進めていきます。 基本的な身体・身体操作の鍛練法である前八と、47本の勢法(型)で構成されています。 ...
【二天一流剣術の体系③】勢法一刀之太刀で一刀を「二刀」として鍛練する
今回までで、二天一流玄信会の鍛練体系について「前八」「抜刀術」と解説しました。 次に、ようやく正規の体系である「勢法一刀之太刀」について説明します」。 「勢法」とは二天一流における「型」のことです。勢法一刀之太刀とは、その名のと...
【二天一流剣術の体系④】勢法一刀小太刀で一重身を鍛練する
これまで、二天一流玄信会の体系について「前八」「抜刀術」「勢法一刀之太刀」と解説してきました。 二天一流玄信会では、 前八→抜刀術→勢法一刀之太刀→勢法一刀小太刀→勢法二刀合口→勢法五法之太刀 という順番で学んでいきますの...
【二天一流剣術の体系⑤】勢法二刀合口で二刀流を鍛練する
これまで、二天一流玄信会の体系について「前八」「抜刀術」「勢法一刀之太刀」「勢法一刀小太刀」と解説してきました。 今回から、ようやく二刀流の勢法(型)である「勢法二刀合口」について解説します。 勢法二刀合口は、全部で14本の勢法...
【二天一流剣術の体系⑥】勢法五法之太刀(五つの表)で二刀の技の使い方を学ぶ
これまで【二天一流の剣術体系】として、前八、抜刀術、勢法一刀之太刀、勢法一刀小太刀、勢法二刀合口と実際に二天一流玄信会で習う順番で解説してきました。 今回は、二天一流玄信会で習う最後の勢法(型)である「勢法五法之太刀(五つの表)」につ...

こういった二刀以外の体系から学び始めることで、初心者でも確実に二刀流が身につく体系になっているのです。

※二刀以外の勢法(型)も多数あることから、二天一流が、本当は二刀流ではなく一刀で戦う流派だと言われることがありますが、それは間違った認識です。

兵法二天一流玄信会とは

そもそも、当会は山東派二天一流という流れに属しています。

二天一流の歴史

二天一流は、江戸時代には「肥後五流」といって「寺尾派」「村上派(村上正勝系)」「村上派(村上正之系)」「野田派」「山東派」がありました。

この中で現存しているのは「野田派」と「山東派」だけで、さらに流祖から幕末まで、師から弟子へと、純粋に直系の相伝がなされたのは山東派のみです。私たちの師範である宮田和宏師範までの系図を示すと、以下のようになります。

初代:新免武蔵玄信(宮本武蔵)
二代目:寺尾求馬助信行
三代目:寺尾郷右衛門勝行
四代目:吉田善右衛門正弘
五代目:山東彦右衛門清秀
六代目:山東半兵衛清明
七代目:山東新十郎清武
八代目:青木規矩男久勝
九代目:宮川伊三郎規心
十代目:稗島政信伊心
十一代目:宮田和宏政心

玄信会主催・宮田和宏師範について

当会、兵法二天一流玄信会は、山東派二天一流の第十一代目継承者である宮田和宏師範が主催しているもので、福岡県太宰府市に本部があります。

宮田和宏師範は、長年にわたって、熊本県の武蔵塚道場にて、十代目稗島政信師範とその後見人小森田澄男師範に師事して二天一流を学びました。そして、1992年に玄信会を設立し、1995年に第十一代目を継承しました。したがって、玄信会は、2018年現在で26年の歴史があることになります。

東京支部について

こうした二天一流や、玄信会の歴史に比べると、二天一流玄信会東京支部の歴史は浅いものです。

設立の経緯と代表深谷俊文

二天一流玄信会東京支部は、宮田和宏師範の弟子である深谷俊文が代表となり、2018年4月の設立したものです。私、深谷俊文は、2010年の19歳の頃に玄信会に入会し、宮田和宏師範に弟子入りしました。

それから毎週ほとんど欠かさず、ほぼマンツーマンで稽古を付けていただき、二天一流の技と精神を学びました。

その後、印可手形一刀目録を相伝し、大学院卒業と共に上京しました。上京後の2017年6月ごろから、東京にいる玄信会の会員と集まって非公式の稽古会をはじめ、定期的に開催できるようになったため、2018年に公式な支部という形で発足しました。

2018年10月10日付けで二刀目録を相伝し、今後、免許皆伝を目指してさらなる精進をしている所です。

東京支部の活動

東京支部では、今後も継続的に鍛練を続け、会員相互で切磋琢磨して技と精神を高め、古武道振興会主催の古武道大会にも、支部の会員で参加することを一つの目標にしています。

現在は、東京都荒川区で月に1回程度稽古会を開催しており、今後は川崎市でも稽古会を定期的に開催していきたいと考えています。

新規会員も募集中ですので、興味のある方はいつでもお気軽にこちらからご連絡ください。

詳しい勢法(型)や鍛練体系については、以下の記事で解説しています。

二天一流玄信会の鍛練体系
兵法二天一流玄信会では、以下のような流れで鍛練を行っています。 前八 抜刀術 勢法一刀之太刀 勢法一刀小太刀 勢法二刀合口切差 勢法二刀合口漆膠 勢法二刀合口奥義 勢法五法之太刀 そ...
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